三の段を過ぎると、再び杉林の急激な斜面をかき分けながら降りる。私たちは、天に伸びている杉の巨木の根や枯れ木に足をとられ落ち葉に滑りながら、二の段、一の段を過ぎた。 杉林の間から目に入ったのは、山の向こうに傾きかけている夕日である。 もう足や…
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