PCクラブログ

2006年からの日記です。備忘録です。生活に必要な知識、それを実現しょうと試み続けているのが本ブログです。未熟者ですがよろしくお願いします。

2009-05-01から1ヶ月間の記事一覧

No.17 不動滝(南伊勢町古和浦)に到着。

不動滝は初夏の光をたたえながらしぶきをあげている。 大杉の間を通り抜けるとクロさんたちが橋にさしかかっていた。渡り終わるのを見送ってから私も足を返した。橋の真ん中に立つと滝の水量に圧倒される。二股に分かれた流れがすさまじい勢いで合流し轟音に…

No.16  アクシデント

三の段を過ぎると、再び杉林の急激な斜面をかき分けながら降りる。私たちは、天に伸びている杉の巨木の根や枯れ木に足をとられ落ち葉に滑りながら、二の段、一の段を過ぎた。 杉林の間から目に入ったのは、山の向こうに傾きかけている夕日である。 もう足や…

No.15 三の段に降りる(古和浦有地山)

さすがにそれぞれの顔に疲労の色が見えていた。しばらく休憩することになった。思い思いに腰掛けながら、お茶を飲んだりした。野田さんが、例のかりんとうの袋を隣の人に手渡して、言った。 「みんな空けたって」 静寂な空気と光のなかで、鳥の鳴き声が響き…

No,14 「有地山」登頂!南伊勢町古和浦

南伊勢町古和浦 有地山 5月10日 午後3:00 尾根の西側側を丹念に見ながら歩いた。樫の木などの雑木林が生い茂っている。東側は杉小立で、その合間に、光が差し込み、杉の枯れ枝を照らしていた。足取りが重くなってきた。北峰から15分しか経っていな…

No.13 尾根の 杉林

再び腰を上げた。いよいよこの北峰から南西方向の有地山本峰を目指す。 私は事務長のあとについて、尾根道を歩いていた。 あたりは杉並木でいつの間にか暗くなっていたが、木立の隙間から射す日の光に、 人の影が浮かび上がっている。地面には湿っぽい空気が…

No.12 古和浦有地山北峰到着

(古和浦 有地山北峰到着 2時40分) 今来た道を引き返すなかで膝に痛みを覚えた。それは筋肉痛にあった。 心なしか、足取りが少し重い。鉄アレイの錘を下げられたようだ。 枯れ葉が積み重なった道は、一歩ごとに足もとが沈むような感じがした。 暗い森を…

No。11 古和の浅間山への道だった

「どうもこの道やないみたい」 ずっと50m位先を行っていたトモさんと野田さんなのだが、道を間違えたらしい。 トモさんが正確な道を探しに藪の中に消えていった。 野田さんは? と思っていたら、中野さんが空を見上げて叫んだ。 「野田さんとこ猿も飼うて…

No.10 尾根からNTT中継所をのぞむ

樹木を抜けると、突然、はるか向こうに鉄塔が現れた。NTT無線中継所である。 時刻は1時45分をまわろうとしている。あそこからすでに3時間過ぎているのだ。もう2度と見ることもないだろうと思うと懐かしささえ覚えてくる。 私は、ぬるくなったペットボト…

No.9 古和浦の猪はうまいんやてなぁ?

(南伊勢町古和浦 12:50) 大ダニから猪の話題に移った。 「古和の猪や鹿は美味いんやてなぁ」 「そらそうさ、雑木林の実をたべとるでなぁ」 古和浦の山はほとんど公民館のもので、その空き地を利用して個人が杉の木を植えてはいるが、それ以外ほとんどが雑木…

No.8 大ダニが出た!

(南伊勢町古和浦 12:30) 「木の上から、ポタッとダニが落ちてきた」とトモさんが言った。 「これは大きいなぁ」と誰かが言った。 一瞬、みんなの目が緊張に包まれたようだった。 野田さんが立ち上がって右足の膝のあたりを指で摘まんでいた。 「こいつは、…

No.7 古和浦有地山手前で弁当を食べる

(南伊勢町古和浦 12:10) 雑木林の中はいろいろな木々が濃い影を交わし合い、光の影が入り乱れている。ミツバツツジの花がさき、姿はみえないが、しきりに鶯がさえずっている。 木の芽が吹く深い木立に、明るい日の光がさしこむ小高い丘に来た。先頭の人たち…

No.6 古和浦の有地山を目指す

(南伊勢町古和浦 11:20) この周りは伐採されていてポッカリ穴が空いたようだ。5月の日射しが頭から注いでいる。ここで小休止する。古和浦の方角に眼をやったが、木立で見えない。目に入るのは有地山まで続く雑木林の尾根と大空である。小さな看板が見えた…

No.5 南伊勢町森林組合の山道

(南伊勢町古和浦 10:40) 「危ない!」皆一瞬思った。 樹木の中に野田さんの身体が仰向けに飛んだ。背中から地面に落ちた。「ドサッ」と音がした。 が、反射的に背中を丸めて頭を上げていた。背負っていたリュックがクッションの役目をした。 「大丈夫ですか…

No.4 無線中継所

(南伊勢町古和浦 10:30) 古和峠からかれこれ30分歩いただろうか。 鉄塔がどんどん大きくなってきた。 「こんなに大きいものはこの辺にはない」と先生は見上げながら感心したように呟いた。 目の前がパァーと明るくなった。頂上だ。 鉄塔は造作も広さも予…

No.3  古和峠大河内山の鉄塔が見えた

門扉には「NTT移動通信中継所」と看板が出ている。 間口がかなり広い。トラックが建設部材を運んぶ道なのだろう。 「ぼちぼち行こか」と野田さんとトモさんが門扉をくぐると、他の人たちもくぐった。 それでなんとなく1人2人連れだって歩く形になった。 道…

No.2 南伊勢町古和浦の5万分の1地図

カメラの時刻は10時と表示されていた。 今日の山歩きの目的は、登山道の整備、つまり行く手の木や枝をチェンソーやカマ、ナタで打ち払うことなのである。道なき道を行くのであるから、私のような初心者にはある程度の困難が予想された。 南勢テクテク会の…

古和にお獅子舞が来た!

毎年五月の初め、古和に獅子舞が来る。 去年は3日の憲法記念日にきた。今年もそうだろうと思っていた。 それが先日、近所の中学生が 「2日に来るんやって・・・」と言った。 てっきり3日だと思っていて、その日に見にこようと思っていたので、それこそ後…

No1 古和峠から登る

(南伊勢町古和浦 10:00) きくやのトモさんに聞いた公園は、来てみると猫の額のような広さで草が生い茂っていた。ふるさと公園と小さな看板がかかっていなければ、うっかり見過ごすところだ。隣は交番で、前は不老川である。 -----まだか。 と私は車のハンド…

お問い合わせ