PCクラブログ

2006年からの日記です。備忘録です。生活に必要な知識、それを実現しょうと試み続けているのが本ブログです。未熟者ですがよろしくお願いします。

古和の祇園祭 No1

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7月の第2土曜日は「古和の祇園祭」だ。
御船(みふね)と呼ばれる組み立て式の「網船」で町を練り歩く伝統の祭りだ。

朝、浜辺にはすでに組み立てられた御船がひっそりと幌を被っていた。
この時期は梅雨があけてないので毎年雨の朝を迎える。
昼過ぎには幌が外される。
この中に「大太鼓・小太鼓・鉦(かね)・笛」の奏者が7~8人乗り
それを船の下に通した丸太数本に数十人が肩で担ぐのである。

昔(と言っても数十年前だが)は、この船はもう一回り大きかった。
笛を吹く人も左右それぞれ十人位いたような気がする。
何トンもの重さの船を人力だけで肩に担ぎ、夜中の2時ごろま町内を練り歩く。
時には左舷と右舷が、お互い、相手側にひっくり返そうとする。
実際、転覆するのは毎年のことだった。
中に乗ってる奏者らは、身体に縄を巻いて
太鼓・鉦を打ち鳴らし、笛を吹き鳴らして起き上がらせようとする。
実に「荒くたい(あらっぽい)」祭りであった。

喧嘩ごしであった。けが人もでた。不幸なことに重症者がでてから
昔のような荒くたいことはなくなった。

しかし、「テケテン」と打ち始めると
    「ドコドン」とつづき
    「ドコンドンドンドコドン」
    と、小太鼓と大太鼓が連打し
    合わせて、担ぎ手が「ワー」という勇ましい喚声で
    御船が持ち上げられる。
    それは、昔も今も変わらない。

その躍動感あふれる場面が見たくて、私は今年もきた。

小太鼓と 大太鼓打つ夏来たり
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