PCクラブログ

2006年からの日記です。備忘録です。生活に必要な知識、それを実現しょうと試み続けているのが本ブログです。未熟者ですがよろしくお願いします。

古和の祇園祭

古和の祇園さん「そりゃもう毎年やもんでわかっとんさ」

7月上旬に梅雨が明けた。 古和の祇園さんが来た。 「つり出しは何時?」 「7時半やって」 山の内の前に鎮座している御船を見に行ってきた。 傍にいる担ぎ手の若衆の一人に尋ねた。 頭に豆絞りの鉢巻、まっ白い半そでシャツに「古和の祇園祭」の赤い文字、…

古和の夏、祇園の夏

7月14日 土曜日 晴れ 7月の第2土曜日。今年も祇園がやってきた。 雨が心配だったが、 木々の緑も鮮やかな山の端に薄い青空が見え隠れし雲も明るい。 甲高いセミの大合唱が鳴りやまず、蒸し暑い夏、それでいて海風が涼しい 古和の夏、祇園の夏がやってきた。 …

古和浦祇園祭7/9/2011

http://kowaura.blog.so-net.ne.jp/

古和の祇園祭 No10

翌日(日曜日)には「ひまち」と呼ばれる行事があります。 この「ひまち」という漢字がわかりません。 町内では昔からそう呼んでて、その意味を知ってる人にまだ会うてません。 朝10時頃から町内の人たちが「八柱(やはしら)神社」へ集まります。 「あれ…

古和の祇園祭 No9

「御船」はゆっくりと港に向かう。 家々では、住人が表へでて出向かう。 腕組みをして神妙な面持ちで迎える漁師。 拍手をしながら出迎える女性や子ども達。 お年よりも若い人も「御船」には特別な思いをもっている。 かって、子どもの頃母親から 「御船は神…

古和の祇園祭 No8

「御船」が「不老橋」の袂(たもと)まで押し返されてきた。 ここは急な坂道になっている。 船尾がグーと高くなる。 船首に重みが加わる。 笛が 「ぴーららぴーらぁ~ピィラー~ピィラー~」 「ピィ~~~~」 ひときわ高く鳴ると左舷と右舷お互いの力がぶつ…

古和の祇園祭 No7

私も船尾の方で肩を架けていた。 見上げる船の中で笛吹きの顔が覗く。 「テケテン」と小太鼓が鳴る。 続けざまに「ドコドン」と大太鼓が鳴る。 「ワーーー」と担ぎ手が声をあげた。 「御船」が持ち上がった。 「テケテン・ドコドン・テケテン・ドコドン」 小…

古和の祇園祭 No6

「御船」の船首には祭壇が設けてあります。 「ネンギャさん(神主)」がお払いをして 「氏子や乗る人、担ぎ手」がお神酒をいただくのです。 昔は、みんなねじり鉢巻に上半身は裸で下はふんどしでした。 漁業や地方(じかた)の筋骨隆々の若者がみんな揃うの…

古和の祇園祭 No5

テーンテンテン・・・ テーンテンテン・・・ 祇園祭の寄せ太鼓が鳴り始めます。 続いて引きずるような音 テケテンテケテン・・・ テケテンテケテン・・・ それから早打ち テケテケテケテケ・・・ 小太鼓の小気味のいい音が耳に響きます。 叩いているのは10…

古和の祇園祭 No4

古和浦では6時までにはどこも夕飯が済んでいる。 夕飯のあと港付近にでて雑談をする。 「天候の話」「漁の話」 かって船頭さんの船で沖へ遊覧したとき こんなにいい天気やのに「雨がくる!」といって 大急ぎで引き返した事があった。 港に着いたとき「大雨…

古和の祇園祭 No3

夕方5時頃になると 家にいるお年寄りら誰もが「もう・・そろそろやな・・」とつぶやく。 確かに浜の方から「太鼓の音」が響いてくる。 港にでると、 あの組み立てた「御船(みふね)」が青竹飾り満載でこちらへ近づいてくる。 7時から始まる祭事の場所へ移…

古和の祇園祭 No2

町内では全戸「祭りちょうちん」をぶらさげ 祭り一色になります。 小学生の「鼓笛隊」が町内を行進して、演奏します。 「古和の祇園ばやし」をアレンジした曲も初めて演奏されました。 続いて、幼稚園児らによる「こどもみこし」や 「こども御船」も通ります…

古和の祇園祭 No1

7月の第2土曜日は「古和の祇園祭」だ。 御船(みふね)と呼ばれる組み立て式の「網船」で町を練り歩く伝統の祭りだ。 朝、浜辺にはすでに組み立てられた御船がひっそりと幌を被っていた。 この時期は梅雨があけてないので毎年雨の朝を迎える。 昼過ぎには…

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