古和の祇園祭 No4 市場で「御船飾り」
翌7月11日(土) 古和の祇園さん当日である。
前日から町内約500戸の家々では、祭り提灯をぶら下げる。
お昼を過ぎると、聞こえてくるのが「さぁ~っさい」という大勢の掛声。
「こども御船」が利七屋の前を通って古和浦の浜へ曳かれて行く。
3時には20の町(組のようなもの)から2人ずつ出て、御船の飾り付けをする。
今年は古和浦漁業組合の市場の隣ですることになった。
この時期、梅雨時ということもあって曇り空が多いのだが、雨の心配はなさそうだ。
数日前から組み立てられている御船が鎮座していた。
みな、手なれたもので、誰が指図するでもなく好きな持ち場所を担当する。 やはり祭りは、こうでなくてはならない。
担ぐ丸太は5本。その丸太を臍に合わせて紐でくくりつける。
海に活けてあった笹竹を引き上げ御船に飾り付ける。これも位置が決まっている。
提灯を飾り付けて点灯を確かめる。 どうも電線が熱をもっているらしく点灯しない。
大勢でやるので、ものの1時間で飾り付けが完了した。
あと少し5時頃になると、「寄せ太鼓」が聞こえてくる。