古和の祇園祭御舟は弁天島へ。浜では大花火 (終了)
古和の漁業組合広場で御舟が最後の「練り」をすると、難関が待ち受けている。
御舟を2隻合体の船に乗せるのである。
これが最も難しく、かつ危険なのだ。
私の時(数年前)は、こうだった。
御舟の船首から船に乗せるのだが、この時期、潮位が低いのである。堤防とは1m以上低かった。
いきおい前のめりになる。重心がもろにかかる船首は重い。丸太を肩に架けるのではなく両手で抱えながら船に乗り移る。船は平らではないし狭いので足元も悪い。船頭さんの誘導と合図に従って素早い動作が必要だ。この時はスムーズにいった気がした。
去年は船尾の方にいたが「ドシーン」という音がした時には怖れおののいた。その音は堤防まで響き渡り、見物人の顔に一瞬緊張が走ったような気がした。
今年は、すんなりいったようだ。安堵の空気がまわりを包む。みんなが胸をなでおろす。自然に拍手、歓声が起こる。
ユーチューブでどうぞ!
http://www.youtube.com/watch?v=D09OS0R5vwM
竿灯の明かりが波にゆらぐ。祇園囃子の太鼓の音がだんだん小さくなっていく。
見送る大勢の人々。
ほどなく花火が打ちあがる。
頭の上でスターマインが炸裂する。ススが降り注ぐ。
ユーチューブでどうぞ!
http://www.youtube.com/user/rihichiya?feature=moby
「ドボーン」
誰かが海に落ちたようだ。 いや落とされたのかも。
笑い声がまわりを包む。
続けて 大花火第2弾
ユーチューブでご覧あれ
http://www.youtube.com/watch?v=14JYFfln-D8
花火の競演が続いたあと御舟が戻ってきた。
それを合図に仕掛け花火。
ユーチューブ
http://www.youtube.com/watch?v=26NxbastITE
最後の花火が済むと、みなそぞろ歩きで家路につく。
文蔵屋とキク屋の間にある提灯飾りをくぐる。
面白うて やがて哀しき祇園かな