PCクラブログ

2006年からの日記です。備忘録です。生活に必要な知識、それを実現しょうと試み続けているのが本ブログです。未熟者ですがよろしくお願いします。

古和浦浅間祭りの道中行列 No3

梵天.jpg
八柱神社の石段を登り、境内に入るとすでに何本もの梵天が立てかけてあった。
真っ白な梵天と緑の杉木立が映えてこの上なく美しい。
その周りでは、顔に化粧をし白の法被に赤いタスキと色彩も鮮やかに、踊り子たちが走り回っている。 見慣れた境内にある見慣れた梵天・踊り子であるはずなのにどこか違和感がある。 そうだ。今年は踊り子に女の子が数人入っていることと小学生低学年の男子が多いことに気づいた。
下地町1番組・2番組はこれから準備を始める。
1番組はまだ姿を見せていないようだ。
そこへ文蔵屋の兄やんがやって来た。
「親父の代わりにきました」
暇を作って祭りに来たようだ。
2人で早速組立てる。
本殿に丈の先端を挿入すると氏子さんらが梵天を付ける。

文蔵屋のせがれ.jpg
組立終えた梵天を手に記念撮影。

浅間山踊り子.jpg


ほどなくネンギャさんの御祓いがある。
主役の踊り子を正面に、横には氏子の面々。
後ろには町係りが数十人。
踊り子たちも神妙にお辞儀をする。
顔中にお白いを塗りたくり、髭を描き法被を来てたすきがけの子どもらは昔風の芝居みたいに、といっても昔のままだが。 氏子を引退した堀内さんがやって来た。
「昔は小学4年〜6年だった。今は子どもがおらんのでな」
「おじやんも昔は踊り子したことあるんき?」
「昔は子どもが多かったもんで踊り子には不自由せなんだ」
隣のみっつあんは 「おらの時はネギさんとこに泊り込みやったんやじょ。唄を覚えるのにさ」

昔の浅間山祭りの記憶は鮮明にある。
雨の中を草鞋を履いた数十人の踊り子、それも男の子が「ちょーさやちょーさや!」と掛け声を上げて 笹竹を引き回しながら土の道を通っていく姿だ。それはそれは荒っぽかった。 仲買の家には中まで上がり込んで(前もって畳を上げて準備はしてあった)踊ったという。

お問い合わせ