南伊勢町新桑窯の伝説
それからはミツバツツジがそこかしこ。
登山道に花びらが一面に散らばっている。
今が最盛期のようだ。
ミツバツツジで思い出した。
棚橋出身の人から小耳に挟んだ話。
平家の落ち武者がこの山を越える時、姫が力尽きた。
その時、御付きの家来が金銀財宝をツツジの木の根元を掘って隠したという。
それを伝え聞いた山師らがツツジというツツジを
片っ端から掘り起こしたと言う。昭和の初め頃の出来事だ。
見つかったという話は聞かない。
しかし、人手をかけて財宝?探しに明け暮れて身上を潰したという人が
何人もいたという話は聞く。
それ以来いつの間にか姫越山と名が付いた。
これは言い伝えとしては間違いないだろう。
なにしろ「ガマ(窯)」や塩田の跡が事実として残っているのだし
これこそ、紛れもない「平家の証」でもあるからだ。
かれこれ1時間は歩いたろうか。
「ここらへんで休憩しましょう」とTさんが言った。
登山道に花びらが一面に散らばっている。
今が最盛期のようだ。
ミツバツツジで思い出した。
棚橋出身の人から小耳に挟んだ話。
平家の落ち武者がこの山を越える時、姫が力尽きた。
その時、御付きの家来が金銀財宝をツツジの木の根元を掘って隠したという。
それを伝え聞いた山師らがツツジというツツジを
片っ端から掘り起こしたと言う。昭和の初め頃の出来事だ。
見つかったという話は聞かない。
しかし、人手をかけて財宝?探しに明け暮れて身上を潰したという人が
何人もいたという話は聞く。
それ以来いつの間にか姫越山と名が付いた。
これは言い伝えとしては間違いないだろう。
なにしろ「ガマ(窯)」や塩田の跡が事実として残っているのだし
これこそ、紛れもない「平家の証」でもあるからだ。
かれこれ1時間は歩いたろうか。
「ここらへんで休憩しましょう」とTさんが言った。