PCクラブログ

2006年からの日記です。備忘録です。生活に必要な知識、それを実現しょうと試み続けているのが本ブログです。未熟者ですがよろしくお願いします。

No。11 古和の浅間山への道だった

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「どうもこの道やないみたい」
ずっと50m位先を行っていたトモさんと野田さんなのだが、道を間違えたらしい。
トモさんが正確な道を探しに藪の中に消えていった。 
野田さんは? と思っていたら、中野さんが空を見上げて叫んだ。
「野田さんとこ猿も飼うてんの?]

空から声がした。
「ここから家の牛小屋が見えへんやろか思うてなぁ」
木に登っているのに葉っぱに隠れて姿が見えない。木の先端の葉っぱがガサガサ揺れる。
下の方に枝もない木に登っていたのである。
-----なるほど、猿や、と思った。

野田さんは木に登って道を探ろうとしたのである。そして、トモさんと言葉をかわしながら言った。
「この道は、浅間山に通じる道や!」

すると、先端の木がユサユサしたかと思うと、黒い影がスルスルと降りてきた。とても65歳の身のこなしとは思えない。
「野田さん、たいしたもんやなぁ」と感心して言うと
「猿と何とかは高いとこに登りたがる言うやろ?」と軽口を言った。

トモさんは「木が伐採されていて様子が違って間違えた」と話した。

私たちは、今来た道を戻ることになった。
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