PCクラブログ

2006年からの日記です。備忘録です。生活に必要な知識、それを実現しょうと試み続けているのが本ブログです。未熟者ですがよろしくお願いします。

さいやかさいや (古和の頭屋祭)No3

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12.1 2006(金)

一連の儀式が1時というので昼ごはんを食べに帰ることにした訳です。
儀式は本殿で行いますが、そのあとの祭事が隣の建物で行われます。

紅白の幕が張られています。
よく見るとその台の上に鉄の大釜が見えます。火を焚いてお湯を沸かします。その中へ、ねんぎゃさん(神官)がシキビの小枝を入れ、その湯のしずくを集まった人々におはらいをするのです。

今、白装束の人が何やら話をしていますが、
おそらく「料理人」の方だと思います。名称は別にあるのですが今思いだせません。
当番の町の人たちが集まった席で、海の幸を料理し進ぜるのです。
この料理の仕方というのは、両手の刺身包丁だけでするのです。古式料理法というものです。

漁師町はどこでもそうですが「神さん」をとても大事にします。神聖な場所なので、普段手ぬぐいの鉢巻がトレードマークの漁師達もここでは外します。
「鎮守の森」という言葉がありますが
この「八柱神社(やはしらじんじゃ)」も、先祖代々古和だけの鎮守さんです。


この神社の前で、昔は大敷網を引いていました。
寒くなるこれからの季節には、低海温の為に大量のフグが白い腹を上にして浮いていたものです。
私にも覚えがありますが、堤防で糸を垂れると真っ先に掛かったのがこのフグでした。
魚類が豊富で、その種類のフグは誰も食べなかったのです。

このフグ大量死の話を老漁師にすると
「今やったら大金持ちやんなぁ!」と笑います。
それでも、今でも浜でバーベキューをしているとモンゴウイカが釣れる事もあります。
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