PCクラブログ

2006年からの日記です。備忘録です。生活に必要な知識、それを実現しょうと試み続けているのが本ブログです。未熟者ですがよろしくお願いします。

古和の祇園祭 No7

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私も船尾の方で肩を架けていた。
見上げる船の中で笛吹きの顔が覗く。
「テケテン」と小太鼓が鳴る。
続けざまに「ドコドン」と大太鼓が鳴る。
「ワーーー」と担ぎ手が声をあげた。

「御船」が持ち上がった。
「テケテン・ドコドン・テケテン・ドコドン」
小太鼓と大太鼓が同時に
「ドコンドンドンドンドコドン」
「ドコンドンドンドンドコドン」と重ね打ち。
続いて小太鼓が
「テテテテ・・・テン」と早打ちすれば
大太鼓が「ド・・・コドンドコドン」と続く。
夏の夜空に太鼓の音が広がる。

笹が大きく揺れ「御船」が動きだす。
担ぎ手は足をひきずりながら歩く。
前に後ろに左に右に・・・

祭りの役の人達は思わず後ずさりする。
見物は遠巻きに眺める。

「御船」は太鼓に合わせて狭い道路を
進んだり後退したりをくり返す。

御船を担ぐ丸太は5本。
船首は左右、特に体の大きい人が吊る。
船尾は重たいので人数が多い。
丸太の位置によって肩の高さが違うので
あわせるのに難儀する。

太鼓の音が止むと笛の出番だ。
「ピィララリィー・ピィララリィー・ピィララリィーラリィ」
「ピィららピィららぴららぴぃーらりぃらりぃリ」
「ぴぃらりぃらりーりぃ」
「ピィらピィピィピィラァリリィラァラァリィ」
「ピィラァリラァラァラァ」
澄んだ音色が風に乗る。

笛に合わせて担ぎ手が「えーそこじゃい!」と合いの手を打つ。
肩で持ち上げるのだ。
そこで御船が大きく揺れる。

こうして今から1時間くらい町内を練り歩く。

笛の音に ちょうちんゆれる祇園さん
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