PCクラブログ

2006年からの日記です。備忘録です。生活に必要な知識、それを実現しょうと試み続けているのが本ブログです。未熟者ですがよろしくお願いします。

続・恥ずかしながら私が仮想通貨で損した話

 

    

ビットコイン仮想通貨
ビットコインはあぶく銭

仮想通貨はフィーバーは、2017年10月頃から18年1月にかけてでした。億り人(1億以上儲けた人)が続出するのを見て「我も我も」と走った人が多かったことでしょう。実は私もそうでした。

仮想通貨業者のずさんな管理

①仮想通貨の高騰による業績急拡大で、人手が足りなくなった。

②巨額の利用者資産を扱うにふさわしい企業統治がされていない。

 

当時、金融庁への登録業者は13社。登録待ちの業者(みなし業者)は4社。2017年の総資産額は1000億円程度だったのが18年には7000億円と7倍にも膨れ上がったのです。

でも例えば、コインチェックビットコイン盗難事件の時、ネットで画像が流れましたが貸しビルの1画で従業員は50人以下、1人当たりの取り扱い資産は数十億円だったのではないでしょうか。異常です。

年末にかけての価格暴騰にも疑問があります。 これだけの資産を管理できれば、価格操作も可能です。たぶん内部で自ら売り買いしていたのでしょう。役員が高値の買い注文を出していたに違いありません。

その板を見た新規客が先を争って買いに走った(情けないことに私も)。業者は年齢や取引経験、資力など考えていません。誰でもよかったのです。恣意的に価格を釣り上げて客が買ってくれればいい。千載一遇のチャンスだったのでしょう。

この時とばかり、TVCMも派手に打ち出しました。出川哲郎が都会のイルミネーションを飾り、ブログのアフィリエイトを焚きつけて宣伝しまくりました。

40代以下の若手に購買意欲を煽りながら、危険性の表示は無きがごとくでした。たぶん、暴力団も多数購入したでしょう。反社会的勢力との取引を排除する審査が行われているような様子はありません。

送金すると「ホットウォレット」という「財布」に入り、管理されていれば他から手出しできません。 利用者が購入した財産も他の目的に流用することは朝飯前でしょう。「財布」に「その金額」を表示しておけば利用者は安心するだけですからね。

これは「コンピュータ上」での話です(だからこそ仮想通貨)。コンピュータは常にハッカーに狙われているわけで、だからこそ何度も盗難にあっているわけですね。しかも犯人は捕まらない。

コンピュータはシステムで動くので障害はつきものですが、これに関する管理台帳も作ってなかったのでしょう。あちこちの業者ではシステム障害が頻発していました。ダウンするのはしょっちゅうでした。

何度も繰り返すということは、根本原因の分析もしていなかったからでしょう。 個人の資産が盗まれることも多々あったようです。

その個人からよせられた苦情に「当方に責任はない」と利用者に責任を転嫁し、解決されないまま放置されていたようです。

各事業者の役員会議は当然、「いかにこのチャンスを逃さずに広告宣伝するか」という業務拡大のみが論議されて、内部管理に関しては針の先も考えなかったに違いありません。

それは経営情報や財務情報が利用者にわかりやすく公表されなかったことからもうかがえます。

結局仮想通貨で3万円ほど損をしたいきさつ

取引方法を覚えるために、とりあえず1万円をコインチェックに入金しました。数ある取引所の中で一番人気だったからです。10月当時80万までつけていました。「これがピークだ」という気持ちと、「まだまだ上がる」という感覚とかせめぎあっていました。

1ヵ月に1回は30%くらい暴落をくりかえしても反発が速かったものです。 ビットコインの価格グラフを毎日眺めているうち、「これは10年に1度の相場だ!」と確信しました。

はやる気持ちをおさえて、仮想通貨の入金・出金・購入について経験することにしたのです。 入金が確認されました。「指値」で買えたのは100万円代。コインチェックが新規参入者への祝い金を加算してくれました。

次は仮想通貨を販売・送金・受領についても知らねばなりません。ビットコインコインチェック(株)のウォレット(専用金庫=サーバー)に保管されました。 

ダウンロードして自分のパソコンに保管することもできるようですが、壊れたりしたらパーになります。HP からログインして、「コインを売る」画面から、売りたいコインの額を入力すると、その下にある枠に日本円が自動的に表示されます。

「成り行き」と「指値」、どちらでも選べます。 ウォレットを見ると、コインが日本円に替っているのがわかります。そのまま貯めておいてもいいし現金化したいなら出金します。

送金したりお店で支払うときには、「コインを送る」画面から送り先のアドレス宛てに送金します。 アドレスには2通り、1つはビットコイン専用アドレスで、これは QR コードで読み込みます。

この読み込みにはスマホにアプリがあるので写真を写すようにこの四角い模様にかざすと表示されます。アドレスを間違えて入力したら戻ってこないリスクが高い。 「コインを受け取る」画面で、入金用のアドレスが表示されるので、それを送ってくれる相手方に知らせます。

QR コードも自動ででるのでそれを相手側に教えれば入力手間が省けます。送ったらウォレットの残高を確かめておきます 大きく儲けようと思うとそれなりの大金を取引所に預けることになります。

コンピュータに取引の記録が残るので安心というのと、コンピュータが乗っ取られ、パスワードを盗まれて自分の口座から他人に引き出された、というのは別問題です。

ビットコインは円やドルとどう違うのか? 電子マネーやクレジットカード、はてはポイントカードとどう違うのか? 仮想通貨を入手する方法は何となくわかったけど、それをどう使うのか? 

これから先、価格はどうなるのか?  取引所の HP からログインして、「ウォレット」という画面を出し自分の銀行口座のようなもの、口座の場合はパソコンとか壊れてもなくなりません。

取引所に現金を振り込みます。銀行振り込み・コンビニ等 自分の銀行口座を登録、引き出したい金額を入力すれば振り込まれます。ビットコインその他のコイン(アルトコイン)もコインの額を入力すると日本円が自動的に表示されます。

例えば1ビット100万円の時に、0.1ビットと入力すれば10万円。0.01と入力すれば10.000円と表示されそこでクリックすれば購入できます。 クレジットカード クレジット会社が審査をして、個人の支払い能力に応じて限度額内で利用者を信用して立て替え払いをしてくれる「借金カード」です。 

仮想通貨は「信用の限度額」というものではなく、自分の金庫(口座=ウォレット)の残高でしか使えません。デビットカードに似ています。 

仮想通貨はクレジットカードより「手数料が圧倒的に安い」。クレカで1万円の支払いをすると、お店側は最高10%ぐらいまで手数料ととられます。想通貨なら1%です、10分の1の差。

加えて、そもそも「カード」がないので、フィッシング詐欺に会うことはありません。自分から相手が指定するアドレスに仮想通貨を送金するだけで、ウォレットは電子署名という暗号ですから盗まれる心配はない。

 

 「イオンの WAON カードや電車・バスで利用する SUICA とも違うのですか?」 

それらは「電子マネー」といって、お店などの器械にかざして支払いますが、仮想通貨はカードではなくて、お店がウォレットに金額を入力してアドレスをとって、そのアドレス宛に送金して支払います。

アドレスも例の QR コードで読み取ればいいので手間はかかりません。 クレジットカードや電子マネーは円の代わりに使うものですが、仮想通貨はその円と替えられるので、円とは「別個の通貨」ということなのですね。

イオンや JR のような会社が発行しているものではなく世界中の会員が運営している共同通貨。ここが一番のポイントだと思います。 

取引所はコインチェックと Bitflier(ビットフライヤー)、Zaif(ザイフ)が3羽ガラスのようです。ビットフライヤーは取引高日本一、ザイフは売買手数料が一番安い。登録方法はコインチェックと同じです。

 現在14か所が金融庁に認可されている。中国にも Binance(バイナンス)といのもできた。さらに手数料が安い、コンピュータの処理能力を超えてダウンもたびたび。今では登録するのさえ時間がかかり、アカウントがヤフオクに11万円で出てるとか。。。 

メーンはビットコイン。これをまず買っておけば失敗しない、ということで、登録したCoincheck(株)で1万円だけ買ってみた。1ビット170万台のころ0.005だけ(1万円)で買い、値が下がれば次々買い増ししていって(ナンピン買い)、20%くらい上がったら売ろうという算段。 

ところが暴落。30%ぐらい暴落するのは1カ月に1回はあります。こういう短期に急落するのを「ショート」という。短期にズドンと上から一気に落ちる感じ。落ちてもまたジワジワ上がってゆくのが「ロング」。 

ビットコイン」、高くなりすぎて値段があまり上がらなくなりました。この時億り人になった人は、他のコイン(アルトコイン)を買っていた。100円台のネムとかリップルとか。これが1か月で200円300円と、2倍3倍になるものだから、それなりの資金を入れてた人というわけ。 

取引所にそれだけの入金残高がないと買いたくても買えません。正月前で銀行は休み、郵便局もメンテナンス、入金依頼が殺到し、入金しても取引所に反映されるまで日にちがかがり、私の場合10日以上たっても未だに「入金記録はありません」とでる始末。
 
取引所にメールを送っても正月休み7日まで音沙汰がありません。取引所の「板」つまり値動きを見て、即売買できるようにウォレットにお金をいれておくことが重要です。

 取引所は大儲けしているのでSNSを通じで抽選で「バラ播き」することがあります。なぜするかといえば新規ユーザー獲得です。ユーザーが増えれば増えるほどまた値が上がる仕組みが仮想通貨です。 

仮想通貨は黎明期雨後のタケノコのごとくどんどん作られて誰でもつくれるので海のものとも山のものともわからないものが一杯ある、「草コイン」と呼ばれています。「雑草のような値打ちのないのですが、ビットコイン初めアルトコインも当初は同じようなもので、その見極めが難しい。 

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