誰を待つ 無人のベンチ藤の花
5月5日 晴れ
7:00-8:30
① 1R 1:52'2
② 1R 1;50'2
③ 800 5:30'9
④ road 1:58'5
東公園に寄り道してみた。
入口の門柱には犬の置物があった筈だが気づかなかった。
目についたのはプランターの花々。誰かが植えたのだろう。
中に踏みいれると生垣の傍に長く伸びている雑草が目立つ。
「これくらいなら22日の一斉清掃日でしてもらおう」
と思いながら、遊具のある方へ歩いて行こうとした。
しかし、子どもたちの歓声を聞いて左に向きを変えた。
すり鉢形の石段を降りようとしたときである。
薄い紫の花房がいくつも垂れている藤棚が見えた。
緑に覆われた若葉から一斉に顔をだしている。
去年の秋、あの棚の上に登り、藪のように密集していたのを丸坊主にした。
剪定鋏で切り落とした枝が軽トラ一杯になったものだ。
それが、どうだ。半年後に若葉で覆われ
薄紫の花房が何本も垂らしているとは。
華やかな花房に無人のベンチが淋しい。
折からの薫風に花びらが心もち揺れた。