古和の祇園さん.7/9/2011

８時に御舟吊り出しとなる。御舟（みふね）の船渡しは潮の加減で１時間遅らせることになった。
６時頃から御舟の周りを取り囲み、今か今かと待ちわびている大勢の住民。
例年より遅い吊り上げにイライラしている多くの担ぎ手。
やっとﾈﾝｷﾞｬさんの御祓いが始まり、御神酒がみんなに振舞われる。それを見て一段と周りが騒々しくなる。
「がんばれのー！」とおばやんが祈るように叫ぶ。
子どもが泣き、母親がなだめる。おじやん達もこの吊り出しの瞬間を待ちわびている。

５：００pm。梅雨が開けた７月の第２土曜日、今年も南伊勢町古和浦の祇園さんがやってきた。
漁業組合市場の付近で御船（みふね）の組立、飾りつけが終わった。
氏子らが吊り出しの準備が整うと花火打ち上げの合図と共に吊り出す。
夜から始まる御船の町内練りのスタート地点、山之内旅館前まで運び出す。
家〃では住民が表に出て拍手で迎える。