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2006年からの日記です。備忘録です。生活に必要な知識、それを実現しょうと試み続けているのが本ブログです。未熟者ですがよろしくお願いします。

古和の祇園祭 No4

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古和浦では6時までにはどこも夕飯が済んでいる。
夕飯のあと港付近にでて雑談をする。
「天候の話」「漁の話」

かって船頭さんの船で沖へ遊覧したとき
こんなにいい天気やのに「雨がくる!」といって
大急ぎで引き返した事があった。
港に着いたとき「大雨」になっていた。
動物的な勘で天気予報を察知する船頭さん。
陸の人にはない「力」に驚かされた。

この「祇園祭」も元はといえば大昔・・・
コレラがはやった時代までさかのぼる。
疫病根絶の祈願から始まった・・・らしい。
古人は目に見えない「自然」に恐れおののいていたのだ。

現代の漁船は「魚群探知機」や「ソナー」を備えている。
岸壁には、「御船」を乗せる「合体された2艘の船」。
沖の「弁天島」付近を3回旋回し戻ってくる役目をする。
(後で聞かされて気づいたことだか、潮位が低い。岸壁と船の高低さが
御船を載せるとき一番危険なのだ!)

6時をまわるとそろそろ
あちこちの町内から「祇園祭」に出る人達が集まってくる。
「御船」が通る道のちょうちん飾りの灯りもともりだした。

夕暮れのなかで灯る竿灯2つ。
御船の前と後ろを蝋燭の明かりで照らす。
かってはあと2壇位多かったように思う。
こどもの頃、この下から上を見上げたことがある。
支える竹も太く長く、
何よりも「不思議な明るさ」を記憶している。

現在では一回り小さくはなったが
「御船」の前後を彩る、なくてはならないものには変わりがない。
私も一度この役をやったことがある。(補佐役だったが・・・)
倒してしまったら最後すべてのちょうちんが燃えてしまうので
ずーっと緊張しぱなしだった。

7時まで後30分。
「ねんぎゃさん(神主)」がお払いをして
いよいよ「御船」が吊り上げられる。

私も「鉢巻」をして「白足袋」にはきかえる。

白足袋に
 はちまき締める
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