PCクラブログ

2006年からの日記です。備忘録です。生活に必要な知識、それを実現しょうと試み続けているのが本ブログです。未熟者ですがよろしくお願いします。

古和の祗園さん2010 み舟つりだし

 み舟の前後を照らす 竿灯も来た。7:15

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ネンギャさん(神主)の祝詞があり、氏子・囃し方にお神酒がふるまわれる。周りは人と人がぶつかる程の人垣ができる。まだ空は真っ暗ではない。まわりに照明が無いのと、大半が地元の人々というのは昔のままだ。

担ぎ手がめんめの丸太の位置に群がった。騒がしくなった。み舟が吊りあげられる瞬間だ。小太鼓が鳴った。7:30

 太鼓の連打が済むと、笛が祗園ばやしを奏でる。担ぎ手が「サーッサイ!」合いの手を入れる。そのたびに御船が跳ね上がる。中の囃し方はえらい(大変)やろにゃあ。

 面舵と取り舵が押し合い、へし合い、せめぎ合う。たびたび転覆しそうになる。今年は船首が沈みかけそうになった。観衆から悲鳴が上がった。

沈みかけた船首にもぐりこみ右肩を入れた。しかしトモの方が高いためモロに重みがかかる。前から1本目2本目の丸太がギシギシとしなり崩れそうになる。代わりの担ぎ手に代わろうにも肩が抜けない。

 何とか、態勢を持ち直したあと、み舟は堤防の船に乗せられた。氏子・囃し方・竿灯などが乗り込む。闇夜の中を船頭や500メートル先の弁天島に向かう。祗園ばやしが古和湾内に響いていく。

岸壁にいた幼児が叫んでいた。

「パパちゃん」

「パパちゃーん!」

「パパちゃーーーん!!」

 

 

 

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