No.2 南伊勢町古和浦の5万分の1地図
カメラの時刻は10時と表示されていた。
今日の山歩きの目的は、登山道の整備、つまり行く手の木や枝をチェンソーやカマ、ナタで打ち払うことなのである。道なき道を行くのであるから、私のような初心者にはある程度の困難が予想された。
南勢テクテク会の人から一人一人5万分の1地図をもらっていた。
トモさんが野田さんに今日の行程を話しながら広げた地図をチラッと見た。
他の人も道具の点検は済んだらしく、めいめいで雑談しながら地図を見た。
まず目の前の無線中継所に向かい、その左側大河内山(545m)を目指す。
そこから尾根伝いに南東に下り有地山北峰へ、そこから少し南の有地山頂上へ、そこを下山して古和川の源流「不動さん」に辿り着くコースである。
話し終わると、トモさんはくわえていたタバコを左手に持ち南の方角に煙を吹きあげた。
大河内は「古和ではオコチと呼んでいる」と野田さんは語っていた。地図の左上が古和峠、
それから北は大紀町で、胡桃(クルミ)、古和河内(コワコウチ)という村落の名前も見える。野田さんにとっては、このあたりは知り尽くした山なのだろう。
地図を改めて眺めてみた。
右下の古和から大河内を抜けて、古和峠までの道のりがつづら折りのように描かれていた。
今日の山歩きの目的は、登山道の整備、つまり行く手の木や枝をチェンソーやカマ、ナタで打ち払うことなのである。道なき道を行くのであるから、私のような初心者にはある程度の困難が予想された。
南勢テクテク会の人から一人一人5万分の1地図をもらっていた。
トモさんが野田さんに今日の行程を話しながら広げた地図をチラッと見た。
他の人も道具の点検は済んだらしく、めいめいで雑談しながら地図を見た。
まず目の前の無線中継所に向かい、その左側大河内山(545m)を目指す。
そこから尾根伝いに南東に下り有地山北峰へ、そこから少し南の有地山頂上へ、そこを下山して古和川の源流「不動さん」に辿り着くコースである。
話し終わると、トモさんはくわえていたタバコを左手に持ち南の方角に煙を吹きあげた。
大河内は「古和ではオコチと呼んでいる」と野田さんは語っていた。地図の左上が古和峠、
それから北は大紀町で、胡桃(クルミ)、古和河内(コワコウチ)という村落の名前も見える。野田さんにとっては、このあたりは知り尽くした山なのだろう。
地図を改めて眺めてみた。
右下の古和から大河内を抜けて、古和峠までの道のりがつづら折りのように描かれていた。