なんだこの靴は？

目を疑った。４’21”1の数字がストップウォッチに示されていたからだ。

「故障か？」と思った。

今までのベストが４’38'。いつだったか忘れたが半年も前ではない。

いや半年前は50'台だった筈だ。それから29'も、ベストからさえ17'も短縮されるなんて。

「やはり故障か押し間違えたのだろうか？」

翌日、もう一度走ってみた。

４’23"0。まちがいなかった。

昨日のタイムも間違いではなかったのだ。

なぜ、こんなにタイムが縮まったのだろう？

「そうか、これだ！」

この靴だ。

はだしで履いていたために足臭くなってずっと陰干ししていて

最近、鼻を近づけたら匂いがなくなっていた。

それで昨日履いたのだった。しかもはだしで。

この靴はなぜかいいタイムがでる。

下り400Mで1'30”がでたときの「足が飛び跳ねるような感覚」はいまでも覚えている。

たしか1年ぶりかに記録を更新した記憶がある。

裏に何か仕掛けでもあるのだろうか？

この流れるようなラインに秘密がありそうだ。

9/17/2014 Wed fine

①　4'44"
②　4'50”
③　48-50-48-47

5時半ともなると夕陽が雲に隠3月16日（月）　clowday&rain

10'　　もじじ館
20’　　パーマ屋
30'　　シイタケ林
40’　　

ダム中央で27’

スタート時曇り。
途中で小雨。
しかし寒くはない。
完走できた。
１ｋ６'のゆっくりペース。
このままのペースでは
１０ｋで1時間。

れてしまう。
一気に夜のとばりにつつまれる。
「もう帰ろうか？」
しかしまだ30分はある。寒くはない。暑いくらいだ。

とりあえず走ってみた。
右手の遊歩道では、先程まで父親とバッティング練習をしていた小学生の男の子が
バタバタと走っては止まる。そこには若い父親がストップウォッチを覗きこんで、何やら話していた。

2周めも走ってみた。50秒をさした。
「もう1周してみよう」

3周め。帽子か風圧で飛びそうになり、思わず左手でひさしを下げた。
48秒。
「ここまできたらもう1周」

4周め。足幅を短くし、回転を速めた。
腕の振りを速くすれば自然に足の回転も速くなる。
２の腕の裏がこころもち痛い。ここの筋肉を使うのだと実感する。
踏み出す足で地面を強く蹴るよう意識する。
47秒。正確には47”59を示していたが。

「なんだ、全周50秒内やないか」
新しい記録がでたのだ。