体育祭２０１４

１０月１９日（日）

８００ｍ競争に行くのである。

自転車に乗りローソンを横切り、公民館を経て小学校の校門をくぐるのである。

昨年は雨で中止になった。

「今年の人出はどうか？」

一昨年より少ない。８地区のテントが並ぶものの、観客は半分くらいしかいない。

来賓席側のテントの裏を通った。

偉いさん方もまばらで、我が自治会長の姿も見つけられなかった。

花壇の前に一人の男子がいた。年の頃は中１ぐらいか。

夜叉の絵柄のTシャツに縦に黄色い線が入った黒いジャージを履いている。

「キミ８００でるの？」

「はい、でます！」

元気な声が返って来てホッとした。子どもはこうでなくちゃ。

１１時スタートの予定だ。

まず黒のジャージを着た背の高い二人の男子が目に入った。高校生だろう。

立ち話を聞き耳を立ててみるとバスケットボール部員のようだ。

背の高い方の男子が１番のゼッケンを前掛けのように掛けていた。

「キミ、何分ぐらいで走るの？」

「さあ、測ったことないので・・・」

（そうか、飛び入りなのか・・・）

ポツポツと集まりだした。

さっきの「夜叉男」君も顔をみせた。

住まいを聞いて見ると私と同じ団地だった。

その姉（中３くらいか）も出るようだ。

日焼けしたいかにもタフな顔をしたイガグリ頭の男子は中学生だろう。多分。

いつも公園で「サチ」を散歩させているSさん親子もゼッケンを着けた。

「完走するのが目標です」

白いものが目立つ。５０前後か。高校生の娘さんと一緒に走るようだ。

（一昨年までの常連が一人もいない）。

「バン！」

乾いた音がした、スタートした。

７０ｍコーナーをイガグリ君が１１秒で通過、３ｍ後を二人のバスケ男子が追う、１周目をイガグリ君が２２秒、最後尾にはサチの親子が３３秒、（結構速いじゃないか！）

２周目をイガグリ君４５秒、２位に１０ｍ差、２周目半で最後尾の女子を追い抜き、３周目は１分１４秒、（４５０ｍに相当する）、２位バスケ１分５５秒、３位中坊５８秒、５位夜叉男君２分６秒、サチの父さん２分３１秒

４周目をイガグリ君１分４８秒、５週目を２分２３秒、「先頭がゴール！」のアナウンス、２分３３秒で制したか、２・３位はバスケ部３９秒４３秒、続いて女子１位で２分５７秒、そこへ１周遅れのサチ親子、順位を落としてお下げ女子３分５０秒。

私はまだ走行中。しかしタイムは。

このところずっと体中の痛みがとれないのがうらめしい。

心身の機能が劣化してゆく歳月に思いをめぐらす。